STAGE 4i を掛けると90度回る
掛け算の正体は回転だった
🎯 ミッション
「i を掛ける=反時計回りに90度回転」を確かめて、i²=−1 の意味を自分の目で見よう。
未達成

ねこ博士
さて、掛け算の番だ。実験してみよう。1 に i を掛けると?

うさ美
1×i=i です。ガウス平面でいうと、実軸の「1」から虚軸の「i」へ……あ、点が上に90度回った!

ねこ博士
続けよう。i にもう一度 i を掛けると i²=−1。「i」の点から「−1」の点へ、また90度。さらに掛けると −1×i=−i、また90度。もう一度で −i×i=−i²=1。元に戻った。

うさ美
1 → i → −1 → −i → 1……。i を掛けるたびに、点が反時計回りに90度ずつ回ってる! 4回掛けたら360度で一周だ。
i を掛けるたびに、点は反時計回りに90度回る。1 → i → −1 → −i → 1 で一周

ねこ博士
ここでステージ1を思い出してほしい。「×(−1)=180度ターン」だったね。そして今、「×i=90度ターン」だとわかった。つまり i²=i を2回掛ける=90度+90度=180度ターン=×(−1)。

うさ美
あーっ! 「i²=−1」って、無理やり決めたルールじゃなくて、「90度回転を2回やると180度回転になる」という当たり前のことだったんですね! i は「回転の途中の数」だったんだ……。

ねこ博士
これは 1 以外の複素数でも同じだ。たとえば(2+i)×i = 2i+i² = −1+2i。ガウス平面に描くと、点(2, 1)が点(−1, 2)へ、ちょうど反時計回りに90度回った位置に移る。どんな複素数も、i を掛ければ原点のまわりを90度回るんだ。
×i = 反時計回りに90度回転
i² = 90度+90度 = 180度回転 = ×(−1) ✓ つじつまが合う!
例:(2+i)×i = 2i+i² = −1+2i ……点(2, 1)→点(−1, 2)へ90度回転
確認クイズ
Q1. 複素数に i を1回掛けると、ガウス平面上で点はどうなる?
正解! ×i は「反時計回りに90度回転」。1→i→−1→−i の動きを思い出そう。長さは変わらない。
Q2. 1 に i を4回掛けると?
正解! 90度×4回=360度で一周して元どおり。式でも i⁴=(i²)²=(−1)²=1 となる。
Q3. (2+i)×i は?
正解! (2+i)×i=2i+i²=−1+2i。点(2, 1)が点(−1, 2)へ、きれいに90度回転している。